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最近、なかなか熟睡できなくて。1時間おきくらいに目が覚める。
寝相の悪い子供が家具の角にごちんとやって泣き声で目が覚めたり、暑かったり寒かったりして目が覚めたり、夢の切れ間に目が覚めたり。そのせいでお昼は眠いです。 さて。この土日は家族で1泊旅行に出かけてきました。 でかけた先は長野県の南にある大鹿村。愛読している雑誌「ソトコト」で、毎回全国のロハスな宿を紹介しているのですが、2年半くらい前に紹介されていた「右馬允(うまのじょう)」という宿に行ってみたかったのでした。 宿がある大鹿村は、「日本で最も美しい村連合」というNPO法人に加盟しています。他に加盟している村は、北海道美瑛町、山形県大蔵村、岐阜県白川村などの7町村。聞いたことがない町村の名前もあったものの、美瑛町や白川村が入っていることから、大鹿村も「観光地化された景色のよさ」を連想していたが、いざ行ってみたらこれが全くの正反対。深い山々に囲まれた大鹿村は、観光客を考慮した街づくりを一切していないと思われました。そこにはただ、昔からの、ありのままの自然と、そこで暮らす人々の飾らない姿がありました。日本にもまだこんなところがあったんですね。 大鹿村には1日だけの滞在でしたが、ありのままの大鹿村を守ろうとする人たちの情熱にも少しだけ、触れることができました。その情熱からは、住んでいる土地への(一種の執着とも思えるほどの)強い誇りと、今の日本が抱える様々な“ひずみ”に対する明確な意思が感じられたように思います。 目的だった宿「右馬允(うまのじょう)」は、予想を超えてすばらしかったです。 特に食事が抜群。宿泊代が大人1人13000円でこの内容はすごい。地のものをただ調理するだけでなくて、手の加え具合、味の加減が絶妙。特に食事の〆に出てきた、くるみだれの五平餅は僕が今まで食べてきた五平餅の中でも、これまでのバッケンレコードを遙かに超える感動のおいしさでした。子供もあまりのおいしさに満腹中枢が壊れちゃったようで、ばくばく食べてました。 ただ、ほんとに自然があるだけのところなので、食事以外は子供にはちょっと退屈だったかも。のんびり時間を過ごすことができる、大人にはお勧めの宿です。 この旅では、他にも何箇所か立ち寄ったのですが、機会があればうまいもん紀行か、このブログでまたご紹介しますね。 宿 右馬允(うまのじょう)の玄関 右馬允のお部屋からの眺め。客は1階(2部屋)に1組、2階(3部屋)に1組と、1日2組だけ。 馬肉のカルパッチョ。奥は岩魚の塩焼き。この宿のお料理はどれも素材が瑞々しい。 さっぱりした味加減の煮物。野菜がうまいので、やはりおいしい。 羊の高級品種、サフォーク種のステーキ。かみ締めると、口の中に肉汁がじゅわっ。これまたうまいっ! とってもおいしかった、くるみだれの五平餅。香ばしく焼けたお餅をほおばると、ふっくらと火が通った甘いもち米が口の中で、舌の上で、踊る踊る。味付けもすばらしい。完璧です。
by kurobuta18
| 2006-08-28 12:53
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